【体験レビュー】JR東海の「EXPRESS WORK」は会議に使える?|ワークブースを実際に使ってわかったこと

使ってよかったものレビュー

子育てや介護など、生活と仕事のバランスを取りながら働く人が増える中、外出先や移動の合間にオンライン会議に参加するシーンも珍しくありません。

私自身も、子どもの送迎などで出社が遅れることがあり、会社に着く前にどこかで会議に出なければならないことがあります。

そんなときに必要なのが「安定した通信環境」「静かに話せる場所」です。

カフェやレストランなどでは周囲のノイズが大きく、会議の進行に悪影響を与えますし、カフェ利用者にも迷惑になります。

今回は、東京駅構内などで使えるワークブース「EXPRESS WORK」を実際に利用してみた体験をもとに、利便性や課題について紹介します。

オンライン会議では「安定した通信環境」と「静かな場所」が重要

リモートワークの普及により、外出先や移動中でもオンライン会議に参加できる時代です。しかし、場所の自由度が増した一方で、静かに話せる環境の確保は大きな課題です。

カフェや駅の待合室では、周囲の雑音やアナウンス音が入り、会議の相手にストレスを与えてしまうこともあります。

発言時にクリアな音声を届けるには、安定した通信環境周囲の音がマイクに入らない空間が不可欠です。

こうした課題を背景に、都市部や駅構内には一人用の「ワークスペース」が登場しています。

主な個人用ワークスペースサービス一覧(2025年10月現在)

現在、都市部を中心に設置が進んでいる個人向けワークブース型サービスを以下にまとめました。いずれも短時間利用が可能で、オンライン会議や作業に適しています。

サービス名運営企業主な設置場所特徴
TELECUBEV-Cube駅構内、商業施設、オフィスビルなど完全個室、防音性が高く、アプリで即時利用可
STATION WORKJR東日本ビルディング駅構内、商業施設など駅ナカ多数、アプリ予約、座席タイプやブースタイプあり
Cocodesk富士フィルムビジネスイノベーション駅ナカ・オフィス街など防音性が高く会議や作業利用に向く、清潔感あり
RemoteworkBOXワイムシェアリング駅近・商業施設など防音設計、低価格、短時間利用向け

ワークブースは外回りや出張時だけでなく、育児や介護と両立しながら働く人が、時間を効率的に使いたいというニーズにも応えてくれるインフラになりつつあります。

「EXPRESS WORK」とは? (2025年10月時点)

「EXPRESS WORK」は、東海道新幹線利用者向けの「EXサービス会員」などを対象にした有料ワークブースサービスです。主に東京駅構内の八重洲側に設置されており、スマホやPCからオンライン予約が可能。

  • 利用料金:15分330円(税込)
  • 場所:東京駅八重洲中央口改札内付近
  • 予約方法:EXアプリまたは専用サイトから事前予約可能
  • 設備:電源コンセント、USBポート、Wi-Fi完備、換気、照明、デスクと椅子

実際に使ってみた体験レビュー(会議利用)

今回は、東京駅日本橋口にあるEXPRESS WORKを、Teams会議に参加する目的で利用しました。子供の保育園の送迎で出社時間が通常よりも遅くなり、通勤途中で参加したかったためです。

まずは全体の流れを紹介します。

1.予約

ブースは予約制で、スマホやPCから空いている時間を事前に予約しておかなければなりません。利用開始には、東海道新幹線の「EXアプリ」をダウンロードして、会員登録します。

会員登録後にログインすると、以下のような画面が表示されます。

「駅や車内のサービス」を選択し、利用したいエリアを選択します。私は「東京駅/Boothエリア」を利用しました。

予約可能な時間帯は薄いグレーで表示されます。濃いグレーで表示された時間帯は既に予約が埋まっているため、予約できません。

予約時間の単位は15分です。20分間使いたい場合でも、30分間の予約が必要です。13時30分から会議があり、準備のために少し前から利用したい場合、13時15分から予約することになります。

予約は利用する1週間前から可能です。

2.入室

入室は非常にスムーズで、予約完了後に画面に表示される番号をドアに設置されたテンキーに入力することで扉が開きます。

内部はシンプルながら機能的。ノートPCを広げるのに十分なデスク、安定感のある椅子、電源・Wi-Fiも問題なく使用でき、空調も快適です。

清潔感もあり、第一印象としては「しっかり仕事できそう」でした。ただ内部は狭く、キャリーバッグなど大きな荷物を持っていると窮屈かもしれません。

3.退出

利用を終えた場合は、忘れ物がないかを確認して「退出」ボタンで解錠し、退出します。

次に使う方のために椅子や備品はきれいに整頓しておきましょう。ごみ箱はないので、ごみは持ち帰ります。

トイレなどで一度退室して再入室する場合は、アプリの「再入室」ボタンを押せば解錠できます。

所感

今回の利用で最も気になったのは「音」です。

EXPRESS WORKのブースは完全防音ではなく、周囲の駅アナウンスがかなり明瞭に聞こえてきました。自分が話すとき、相手にも背景音が伝わってしまうレベルで、特に会議中に自分が発言する場面では注意が必要です。

音を遮断する構造ではないため、イヤホンマイクの使用やノイズキャンセリング機能付きマイクの併用が必須だと感じました。

今後に期待したい点と注意事項

改善を期待したい点:

  • 防音性能の強化(構造的に難しいとは思うが)
  • 長時間利用を想定した空間設計
  • 空室情報や残り時間の表示をもう少しわかりやすく

注意点:

  • 完全個室の静寂空間ではないことを理解したうえで利用する
  • 発言が多い会議はノイズ対策機器を用意する

まとめ|「使い方を選べば」有効な新時代のワークスペース

EXPRESS WORKは、「駅構内で即入れる仕事ブース」としては非常に便利で、カフェよりも集中しやすい空間です。

ただし、完全な防音環境ではないため、会議や打ち合わせで頻繁に発言する予定がある場合は注意が必要です。

音対策を講じたうえで、作業内容や利用時間を工夫すれば、移動の合間でも仕事に集中できるワークスタイルとして活用できると思います。

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